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09年入院患者数、過去最高の314万人【図】


ニュース 医薬 作成日:2010年6月18日_記事番号:T00023456

09年入院患者数、過去最高の314万人【図】

 
 行政院衛生署中央健康保険局の統計によると、2009年の入院患者数は延べ314万人で過去最高となった。18日付中国時報が報じた。
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 統計によると、平均入院日数は10.19日で、前年の10.24日より若干短くなった。疾病別では、▽精神病、平均87.7日▽肺結核、19.9日▽がん(悪性新生物)、18.4日──が長かったほか、▽脳卒中▽腎臓病▽重症肺炎──なども10日を超えた。

 台北栄総医院高齢医学中心の陳亮恭主任は、台湾の平均入院日数は日本の20日以上と比べると短く、英国とほぼ同水準だが、各国・地域の医療制度が異なるため統計上の数値だけで単純には比較できないと語った。

 また、米国が5日以下と群を抜いて短いことについて、緊急性を要する治療が済んだ後、医療費の高さからすぐに退院して費用の安いケア施設に移るためで、実際の平均入院日数は18日と台湾より長いと指摘した。その上で、台湾では病床数の不足が問題となっているが、「台湾の医者は傷口もふさがっていない患者を放り出すようなまねはできない」と、米国式の導入は難しいとの考えを示した。