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工作機械の一部、ECFAの関税引き下げ対象に


ニュース 機械 作成日:2010年6月18日_記事番号:T00023460

工作機械の一部、ECFAの関税引き下げ対象に

 
 呉敦義行政院長は17日、中台の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)で、台湾の対中輸出におけるアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)対象品目から除外される見通しだった工作機械の一部が土壇場の交渉で対象に含まれる見通しとなったことを明らかにした。18日付経済日報が伝えた。

 呉行政院長は「工作機械の対象品目は(当初目標より)確かに少なくなったが、最近の交渉で、10品目の上積みが決まった。工作機械に関しては相当部分が対象に含まれるのではないか」と述べ、業界に理解を求めた。

 この結果、アーリーハーベスト対象品目は、台湾の対中輸出で約510品目、中国の対台湾輸出で260~270品目となる見通しだ。  一方、石油化学製品については、台湾側が対中輸出で111品目を対象に含めるよう要求しているのに対し、中国が同意したのは94品目にすぎず、台湾の輸出量の多いポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)などは含まれていない。このため、双方は土壇場の駆け引きを続けている。