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デルタのEV向け動力システム、中国市場を積極開拓


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年6月18日_記事番号:T00023461

デルタのEV向け動力システム、中国市場を積極開拓

 
 台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)が、電気自動車(EV)およびハイブリッド車向け動力システムに本格参入する。中国市場を中心に開拓を進める方針で、既に中国自動車メーカー上位10社など大手20数社と接触しているという。今後3~5年で同分野での売上高100億台湾元(約282億円)を目指す。18日付経済日報が伝えた。

 デルタにとって同分野への参入は、発光ダイオード(LED)や太陽エネルギー分野への進出に次ぐエコロジー関連事業の展開となる。海英俊執行長(CEO)は「中国市場を制すれば世界の電気自動車市場の3割のシェアを獲得できる」と指摘し、将来性に期待を示した。

 同社が開発するのは▽小型乗用車▽大型バイク▽大型バス▽ゴルフカート――などの車種向けで、中国の江蘇省呉江、天津、タイの3カ所を生産拠点とする計画だ。ゴルフカート向けは年末にも出荷できる見込み。

 また、中国メーカーのほか米・日の自動車メーカーとも提携する可能性もあるとしている。