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パワーチョークのベルキン、ヤゲオが完全子会社化


ニュース 電子 作成日:2010年6月18日_記事番号:T00023464

パワーチョークのベルキン、ヤゲオが完全子会社化

 
 受動部品大手、国巨電子(ヤゲオ)傘下のインダクターメーカー、奇力新電子は17日の董事会で、最大で900万米ドルを投じ、パワーチョークコイルメーカーのベルキン・インターナショナルの株式54%を取得することを決議した。従来の持ち株46%と合わて、ヤゲオはベルキンを完全子会社化する。18日付経済日報が伝えた。

 ベルキンは現在、中国の広東省東莞市、河南省でパワーチョークコイルを生産しており、華碩電脳(ASUS)、鴻海精密工業、光宝科技(ライトン・テクノロジー)、群光電子(チコニー・エレクトロニクス)などに供給している。生産能力は月1,000万~1,500万個。

 チョークコイルは、台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)傘下の乾坤科技が最大手で、ノートパソコン向けチョークコイルで80%のシェアを持つ。ヤゲオは積極的に販路拡大に務め、中国市場でシェア獲得を目指す。

 ヤゲオの陳泰銘董事長は同日、奇力新電子の董事長に就任した。当面は総経理も兼務する。