ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

旭硝子のLED照明用基板、桃園工場で量産へ


ニュース 電子 作成日:2010年6月18日_記事番号:T00023469

旭硝子のLED照明用基板、桃園工場で量産へ

 
 旭硝子(AGC)は16日、発光ダイオード(LED)照明の高輝度化、高耐久性を実現する新しいガラスセラミックス基板を、このほど10億円を投じて桃園県に設置した工場で生産(月産2,000万個)し、7月から販売を開始すると発表した。初年度の売上高は10億~20億円を見込む。

 ガラスの粉末などを焼き固めて作るガラスセラミックス基板は、既存の樹脂基板に比べ耐久性に優れ、アルミナ基板より高反射率を備える。LED照明は今後、3D(3次元)テレビ、ヘッドライトなど車載用照明、屋外用照明といったより明るさが必要とされる分野に用途拡大が見込まれ、ガラスセラミックス基板は、高輝度化、高出力化に伴い強く発熱するLEDの高耐久性が要求される市場での需要に応えられるとしている。

 なお旭硝子は、高出力LED照明用基板市場は2020年に1,000億円規模に成長するとみており、同社は20%以上のシェア獲得を目指す。