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日系準一眼レフデジカメ、来年から台湾メーカーに生産委託も


ニュース 家電 作成日:2010年6月21日_記事番号:T00023492

日系準一眼レフデジカメ、来年から台湾メーカーに生産委託も

 
 ソニー、オリンパス、パナソニックなど大手カメラメーカーが、レンズ交換可能で一眼レフ並の高性能センサーを備え、しかもコンパクトなボディーを持つ「準一眼レフ」製品を相次いで発売する中、日系各社が円高の影響も加わって早ければ来年からこうしたカテゴリーの製品の生産を台湾メーカーに委託するとの観測が出ている。21日付電子時報が報じた。

 業界関係者によると、既に一部の日系ブランドと台湾受託メーカーの間では、30倍、36倍光学ズーム機能搭載のハイエンド「準一眼レフ」の生産委託に関する交渉が始まっており、来年にも台湾メーカーが一部製品を受託する可能性があるという。

 デジカメ受託大手、華晶科技(アルテック)の夏汝文総経理は「画質も良くコンパクトな『準一眼レフ』市場は必ず成長する」との語り、さらに「ミラーレス製品は、一般の一眼レフに比べ製品構造が簡単なため、高度な研究開発(R&D)能力を備える台湾受託メーカーは2~3年以内に正式参入を果たすことになる」との見通しを示した。

 ただ、一般の一眼レフデジカメについては核心技術の流出を防ぐため、日系メーカーが外部委託を行うことは当面ないとみられる。