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UMC・エルピーダ・パワーテック、3次元実装のTSV技術で提携へ【表】


ニュース 電子 作成日:2010年6月21日_記事番号:T00023500

UMC・エルピーダ・パワーテック、3次元実装のTSV技術で提携へ【表】

 
 21日付経済日報によると、ファウンドリー大手、聯華電子(UMC)は21日、DRAM世界3位のエルピーダメモリ、パッケージング・テスティング(封止・検査)大手の力成科技(パワーテック・テクノロジー)と、3次元実装技術、TSV(シリコン貫通電極形成)技術の共同開発で提携することを発表するもようだ。同日付工商時報によると、3社は今後、DRAMとロジックICを統合した積層チップの開発を進め、携帯電話、高性能家電、ゲーム機など向けの商機を狙うとみられる。
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 サムスン電子がDRAM、NAND型フラッシュメモリー、ロジックICなど異なる種類の半導体を積層したチップを発表して以降、メモリーとロジックICの統合が主流となることは既に確定的な流れとなっている。メモリーとロジックICを一つのチップに積層することで携帯電話やノートパソコンのさらなる設計簡素化、薄型軽量化が可能になるという。

 ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)、封止・検査最大手の日月光半導体(ASE)、同大手の矽品精密工業(SPIL)も関連技術の開発に成功しているため、UMCは対応に迫られていた。

 なお、UMCとエルピーダが株式を持ち合い、提携関係を強化するとの観測も出ている。