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作成日:2010年6月22日_記事番号:T00023502
ネット記者かたり女性芸能人激写、お宝画像を高額販売

「インターネットメディア記者」の肩書きで記者会見などに潜入し、堂々とモデルや女優など女性芸能人のセクシーショットを狙うブロガーたちの存在が明らかとなった。しかも偽記者が撮影した「お宝画像」は、知名度や露出度によってネット上で高額で売買されているという。
テレビ局、八大電視(GTV)の広報担当によると、「ネットメディア記者」をかたる偽記者は少なくとも5人は存在する。
こうしたブロガーは、偽の名刺を用意して「取材」を行うが、カメラアングルは普通の報道陣とは極めて異なっている。あまりに低い位置から撮影している記者を不審に思い、GTVの関係者が声を掛けると、「特に不自然ではない」と主張しつつ、現場を足早に立ち去ったという。
ネット上にはこうして撮影された「お宝画像」を専門に収集するマニアが存在し、取引価格は、被写体の知名度が一定以上であれば1枚5,000台湾元以上、見本市のコンパニオン級で2,000~3,000元が相場だそうだ。乳房や下着が見えるなど露出度が高くなれば、さらに値が上がる。モデルや有名企業家令嬢のパンチラ写真などに人気が集まるという。
芸能人側も衣装の下に万一に備えて「安全パンツ」を重ねばきしたり、ポーズや動きに気を付けるなどして、自己防衛を試みている。芸能人にとってメディアに大きく取り上げられることは喜ばしいことだが、堂々と盗撮されてはやり切れない。
GTVは今後、目撃した「偽記者」の出入りを禁止するとしているが、ブロガーの侵入を許していたセキュリティの甘さにも大いに疑問が残るところだ。
なお警察によると、公の場で女性の下着を隠し撮りした場合、3年以下の懲役または3万元以下の罰金、さらにこれを売買した場合、5年以下の懲役、または5万元以下の罰金が科される恐れがある。