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パパイヤ・バナナ豊作、昨年の半値に


ニュース 農林水産 作成日:2010年6月22日_記事番号:T00023508

パパイヤ・バナナ豊作、昨年の半値に

 
 パパイヤ、スイカ、バナナ、黒葉ライチなどの熱帯果物は今年、生産量が例年を2~3割上回る豊作となっており、一部では価格が大幅に下落している。消費者にとってはありがたいが、生産農家は頭を痛めているようだ。22日付中国時報が報じた。

 台南県南化郷農会によると、パパイヤは1キログラム10台湾元(約28.6円)、バナナは5元と昨年の半値に下落した。また、雲林県のスイカも今年は大雨や洪水に見舞われず豊作となり、生産地価格は現在1キロ約5元と昨年よりやや低くなっている。屏東県産のレモンも豊作で、価格が1キロ12~13元とほぼ生産コストに近い水準まで下落したため、生産農家はほとんど利益の出ない状態となっている。

 今年の豊作は昨季の暖冬、および果樹の受粉期、開花期に天候が安定していたことが理由だ。台風などの突発的要素がない限り、今年の果物価格は安値が続く見通しだ。