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人民元切り上げ、中銀が台湾元高警戒措置


ニュース 金融 作成日:2010年6月22日_記事番号:T00023509

人民元切り上げ、中銀が台湾元高警戒措置

 
 中央銀行は21日、中国が人民元相場の弾力性を高めるとして、事実上切り上げの方針を打ち出したことを受け、急激な台湾元高を回避するため、▽翌日に持ち越すドル空売り▽取引終了間際の大量注文▽取引時間中の反復売買──を禁止する方針を打ち出した。22日付工商時報が伝えた。

 同日の台湾元市場は、取引時間内に一時、対米ドルで前日比0.47元も上昇する場面もあったが、終値は前日比0.191元の台湾元高米ドル安となる1ドル=31.999元で取引を終えた。

 中銀では同日、彭淮南総裁が自らディーリングルームで為替動向を見守り、終始緊張したムードが漂った。中銀は為替投機を防ぐため、海外から送金された資金が申請目的通りに株式市場に投じられているかなど、海外資金の動きに監視を強めている。

 22日の台湾元相場は正午現在、前日比0.199元の元高ドル安の1ドル=31.800元で取引されている。