ニュース 金融 作成日:2010年6月22日_記事番号:T00023511
生命保険大手、南山人寿保険の事業譲渡に関連し、香港資本の中策集団(チャイナ・ストラテジック)とプリマス・フィナンシャル・ホールディングスが米AIGから取得する南山人寿株の譲渡期限が7月12月から10月12日まで3カ月延期された。当事者が21日、共同で明らかにした。
22日付工商時報によると、譲渡期限の延期は台湾の監督機関による審査手続きに配慮したものだ。AIGは「期限延期は南山人寿株の譲渡完了に向けた双方の決意を示すものだ」と述べ、AIGが契約期限切れを待って、南山人寿の売却に消極的な姿勢を見せるのではないかとの一部の見方を打ち消した。
中策とプリマスは昨年10月、南山人寿株97.57%をAIGから21億5,000万米ドルで取得することに合意し、譲渡契約の期限を9カ月としていた。しかし、経済部投資審議委員会での審査は、追加書類の提出などで大幅に遅れている。
一方、中策が南山人寿株の30%を中国信託金融控股(中信金)に転売するとした覚書の期限も今月25日に迫っている。中策側は覚書の延期について、「現時点では協議を行っておらず、監督機関の認可が得られた後で、再協議を行うことになる」と説明している。
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