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興富発建設、国賓大地の経営権掌握


ニュース 建設 作成日:2010年6月22日_記事番号:T00023513

興富発建設、国賓大地の経営権掌握

 
 不動産開発の興富発建設(ハイウェルス・コンストラクション)は21日、100%子会社の建設会社、斉裕営造を通じ、国賓大地環保事業の最大株主(持ち株比率10.95%)であった広陽投資を2億8,405万台湾元(約8億円)で買収し、100%子会社化した。これにより興富発建設は事実上、国賓大地環保事業の最大株主となり経営権を掌握。今後、国賓大地の役員ポスト5席を獲得する見込みだ。陶器メーカーを前身とする国賓大地は、ごみ焼却灰リサイクルなどエコロジー事業にシフト、その後2004年に不動産開発事業に進出していた。22日付経済日報が伝えた。

 興富発の鄭欽董事長は先ごろ、他社との提携を拡大し、企業のグループ化を進める形で成長を目指すと表明しており、国賓大地の経営権取得はこの一環とみられる。興富発は今後1~2週間に代表を派遣するものの、今後持ち株比率を引き上げる考えはないもようだ。

 国賓大地の陳世志副董事長は「当社経営陣は不動産業界での経験が浅く、専門性のある経営陣を導入したいと考えていた」と説明しており、両社とも、買収合併ではなく提携の形で協力関係を築く方針だと表明している。