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ポリプロピレン、ECFA対象に追加=消息筋


ニュース 石油・化学 作成日:2010年6月22日_記事番号:T00023517

ポリプロピレン、ECFA対象に追加=消息筋

 
 中台の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)のアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)をめぐり大詰めの交渉が続く中、中国側は台湾側が対象品目に含めるよう改めて求めていた8品目のうち、ポリプロピレン(PP)を対象に含めることに同意したもようだ。22日付工商時報が消息筋の話として伝えた。

 また、工作機械についても、台湾側が要求した30品目のうち10品目の追加が決まった。これにより、台湾の対中輸出におけるアーリーハーベスト対象品目は530品目、年間輸出額にして130億米ドル相当に増える見通しとなった。

 中台は6月末の第5回民間トップ会談(江陳会)でECFAの署名にこぎ着けるため、連日細部の調整を進めており、今週中にも台北でECFA第4回交渉が行われる可能性がある。

 アーリーハーベストに関する交渉がこれ以上難航した場合、署名がさらに遅れる事態も懸念されるため、台湾側は香港と中国本土の経済貿易緊密化協定(CEPA)を参考に、ECFA締結後に追加合意の形で対象品目を追加していく案も念頭に置いている。