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及成企業、ノートPC筐体の出荷開始


ニュース 電子 作成日:2010年6月22日_記事番号:T00023529

及成企業、ノートPC筐体の出荷開始

 
 金属・プラスチック部品の及成企業はこのほど、ノートパソコン用の金属製筐体(きょうたい)の出荷を開始した。今年第3四半期には、コスト上昇を受け、5%以上の値上げを見込んでいる。22日付蘋果日報が伝えた。

 金属製筐体をめぐっては、大手メーカーの鴻準精密工業(フォックスコン・テクノロジー)などから及成企業へと調達先を分散する動きが広がっている。及成企業はデジタルカメラや携帯電話端末の金属製筐体を主力としていたが、今年第2四半期からはヒューレット・パッカード(HP)、華碩電脳(ASUS)向けにノートPC用のアルミ筐体の出荷を開始した。同社は現在10機種の筐体を受注しており、今年後半はさらに出荷増が予想されている。

 及成企業の張翠雲副董事長は「今年下半期は有利な案件を優先して受注し、粗利益率は25%以上に達する。ノートPC用の筐体はデジタルカメラ用よりも収益性が高い」と述べた。

 デジタルカメラ用筐体でも日本企業から受注を確保した上、20機種について商談を進めており、来年には出荷量の大幅な増加を見込んでいる。