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台南市長選、民進党の内部分裂は回避


ニュース 政治 作成日:2010年6月23日_記事番号:T00023534

台南市長選、民進党の内部分裂は回避

 
 今年11月に行われる台南市長選挙で民進党の公認候補に決まった頼清徳立法委員(台南市選出)に対し、現職の許添財・台南市長と蘇煥智・台南県長が不満を強め、両氏が民進党を離党して無所属で出馬するのではないかとの観測が伝えられたことを受け、蔡英文同党主席は22日、急きょ台南市を訪問して許市長と会談した。許氏は席上、「党の求めがあれば頼氏を応援する」と発言。また現在中国に滞在中の蘇県長も同日、「頼氏を支持する」と発言しており、台南市長選での同党の内部分裂はひとまず回避されたもようだ。23日付聯合報が報じた。
 
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蔡主席は、11月の5直轄市長選について、「台北市、新北市(現台北県)でも民進党がリードしているとの世論調査がある」と語り、もともと安定した得票の期待できる台南市を磐石とすることで、5直轄市すべて勝利を目指すと強調した(22日=中央社)
 
 同紙によると、蔡主席との会談の前、許市長は、「予備選挙に当たる世論調査に向けた期間中、頼氏は知人が運営するラジオ局を使ってわたしを激しく攻撃したが、その後何の謝罪もない」などと強い不満を述べたという。しかし会談で蔡主席が、党への貢献をねぎらう言葉をかけたことで、許市長も矛先を収めたもようだ。