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杏輝薬品、北京大と漢方新薬を共同開発へ


ニュース 医薬 作成日:2010年6月23日_記事番号:T00023540

杏輝薬品、北京大と漢方新薬を共同開発へ

 
 杏輝薬品工業(シンファー・ファーマシューティカル)と北京大学中医薬現代研究中心はこのほど、「海峡両岸(中台)中薬新薬開発合作協議書」を締結し、共同で漢方薬の新薬を開発する方針を決定した。北京大が前臨床試験、杏輝が臨床試験を担当、役割分担を行うことで効率を上げ、新薬発売までの期間を短縮できるとしている。23日付工商時報が伝えた。

 杏輝はこれまでも北京大と共同で、漢方薬のニクジュヨウを利用した原薬などを開発している。同新薬は今後、米食品医薬品局(FDA)に臨床試験の申請を行う方針だ。

 世界保健機関(WHO)の調べによると、世界人口の80%に当たる約40億人が薬草を使った治療を行っている。このため、植物を利用した薬物の将来性を好感した大手製薬メーカーが、薬草由来の漢方薬分野に積極的に乗り出しているという。