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遠東新世紀、売上倍増5カ年計画を始動へ【図】


ニュース その他製造 作成日:2010年6月23日_記事番号:T00023543

遠東新世紀、売上倍増5カ年計画を始動へ【図】

 
 遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の化学繊維メーカー、遠東新世紀(旧遠東紡織)の徐旭東董事長は22日、中台の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結をにらみ、年間連結売上高3,200億台湾元(約9,000億円)以上への倍増を目指す5カ年計画を間もなく始動させると宣言した。▽経営規模の拡大▽エコロジー・ハイテク事業▽中国市場への注力――を三本柱とし、5年間で1,000億元以上を投資する計画だ。23日付経済日報が伝えた。
 
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 徐董事長によると5カ年間計画では、まず中台でポリエステル製品の年産能力を早ければ2年半以内に260万トンへと62.5%拡充するほか、台湾で年産200万トンの高純度テレフタル酸(PTA)工場を建設、観音工場の生産ライン増設を含む設備更新も合わせ、PTA生産能力世界一を目指す。

 さらに、ECFA締結後のアジア市場成長を好感し、紡織や衣料事業向けの工場拡張や、電子製品包装材用ポリエステルフィルムなど中国における生産能力を50%以上拡充する。

 また、エコロジー技術の研究開発(R&D)部門を立ち上げ、環境にやさしい包装材やポリエステルのリサイクル、生物由来の樹脂材料などの応用研究を急ぐ。