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トヨタ総代理の和泰汽車、「3年内にシェア4割へ」


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年6月23日_記事番号:T00023549

トヨタ総代理の和泰汽車、「3年内にシェア4割へ」

 
 トヨタの台湾総代理、和泰汽車の黄南光・新董事長は22日、「トヨタ」「レクサス」のリコール(回収・無償修理)問題の影響は縮小に向かっており、今年は市場シェアを現在の32%から通年で35%まで引き上げ、さらに3年以内に40%を獲得すると意欲を示した。23日付工商時報が報じた。
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和泰汽車の新経営陣。左から蘇純興総経理、黄南光董事長、蘇燕輝集団総裁、平光敬和副董事長(和泰汽車提供)
 
 また黄董事長は、今年中国天津市と北京市に「レクサス」販売店を設置するほか、山東省と四川省での「トヨタ」「レクサス」販売店設置もトヨタに申請中だと語った。中国事業は和泰に年間4億~5億台湾元(約11億~14億円)の利益をもたらしており、今後中古車やカー用品販売などに展開を拡大したい考えだ。その上で、2002年に設立した自動車用品販売の車美仕を今年上海に進出させ、まずトヨタ純正品を手掛け、後にその他ブランドに手を広げる計画だと明かした。2~3年以内に中国でのカー用品工場設置も検討している。

 和泰は22日の役員改選で、黄董事長、蘇純興・新総経理(前・執行副総経理)が選出されたほか、副董事長にトヨタから出向中の平光敬和氏(前・執行副総経理)が就任し、新たな経営体制が決まった。また組織変更と幹部の人事異動も実施され、新体制では協理以上の平均年齢が47~48歳と若返りが図られた。