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電子ブックリーダー値下げ、台湾企業にメリット【表】


ニュース 家電 作成日:2010年6月23日_記事番号:T00023551

電子ブックリーダー値下げ、台湾企業にメリット【表】

 
 米書店大手のバーンズ・アンド・ノーブルとネット通販販売のアマゾン・ドット・コムは21日、相次いで電子ブックリーダーの小売価格を値下げした。米アップルの多機能携帯端末「iPad」に対抗する動きで、台湾メーカーは需要拡大による受注拡大が見込まれる。23日付工商時報が伝えた。
 
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 バーンズ・アンド・ノーブルの電子ブックリーダー「ヌック(NOOK)」は23%、アマゾンの「キンドル」は27%それぞれ値下げされた。

 業界関係者は受託生産を行う鴻海精密工業、振曜科技(ネトロニクス)、英業達(インベンテック)、元太科技工業(PVI)などへの発注は拡大するとみている。ただ、値下げ分が生産委託先への発注価格に転嫁された場合、粗利益率が現在の水準を維持できるかは不透明だ。

 ネトロニクス関係者は「値下げによる影響はしばらく見守る必要がある。販売量の増加幅は8月にならないとはっきりしない。値下がりは当初から見越しており、今年初めからコスト削減に取り組んできた」と説明した。