通信キャリア大手、台湾大哥大(タイワン・モバイル)の頼弦五営運長(COO)は23日、「スマートフォンのOS(基本ソフト)として、グーグルのアンドロイドが台湾を含め世界市場でシェア首位となる」との見方を示した。23日付工商時報が伝えた。
ディスプレイを外側にして折りたためる「BACKFLI PME600」は、今年の米コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で「最優秀携帯電話」に輝いた(台湾大哥大提供)
同社は今年、アップルの「iPhone」の販
売を開始し、下半期には最新機種「iPhone 4」の発売も見込まれるほか、リサーチ・イン・モーション(RIM)の「ブラックベリー」も台湾で独占販売する。しかし、頼COOによると、これら機種に採用されているOSは他の機種では採用されないため、大きな市場シェアを獲得するのは難しいという。
一方、アンドロイドOSはモトローラや宏達国際電子(HTC)、ソニーエリクソンなど多くのブランドが相次いで主力OSとして採用しており、機種が豊富なため、多くの消費者層のニーズを満たせると指摘した。
なお台湾大哥大は22日、モトローラの最新アンドロイド携帯「BACKFLIP ME600」を7月1日に発売すると発表した。端末本体価格は、定価1万4,900元のところを通信契約とのセットなら1万600元(約3万円)からとなる。