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作成日:2010年6月24日_記事番号:T00023571
竹科・竹南園区、太陽エネルギー産業の集積地に
24日付工商時報によると、新竹科学工業園区(竹科)竹南園区(苗栗県竹南鎮)は、太陽電池用シリコンウエハーの中美矽晶電子(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ)や、太陽電池の昱晶能源科技(ジンテック・エナジー)、旺能光電(デルソーラー)など、太陽エネルギー産業の関連メーカーが次々と進出しており、産業集積地を形成しつつある。
中美矽晶は金融危機で操業開始が遅れていた竹南第2工場を、来月9日から稼動させる。生産能力は600メガワット(MW)で、第1工場を合わせると1ギガワット(GW)に達する。
デルソーラーは今月4日くわ入れを行ったばかりの竹南工場が来年下半期に操業開始予定で、中台合わせての生産能力が来年末時点で1GWに達する見込みだ。将来的にはこれを2GWとするため、今後3年で92億6,000万台湾元(約260億円)を投じる計画だ。
ジンテックも、延期していた工場新設計画を再開、来月6日に竹南B工場のくわ入れ式を行う。いったんは入居が決まっていた予定地を金融危機時にキャンセルしたため、新たに契約した敷地面積1.95ヘクタールの土地に最大生産能力1.35GWの工場を建設する。その後段階的に拡張工事を進め、3~4年内に2.2GWまで増強する予定だ。