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作成日:2010年6月24日_記事番号:T00023572
AUO、二林園区に太陽電池工場建設へ
友達光電(AUO)は23日までに、中部科学工業園区(中科)二林園区に太陽電池工場を設置する方針を固めた。投資額は730億台湾元(約2,050億円)で、来年末にも着工する。24日付経済日報が伝えた。
同社は既に二林園区に次世代液晶パネル工場の建設を決めており、今回新たに太陽電池工場を投資計画に加えた。同社の二林園区への投資規模は全体で4,000億元で、当初計画から据え置かれた。このため、太陽電池工場の建設に向けては、第10世代以降の次世代液晶パネル工場への投資規模を調整して対応することになる。
AUOは最近、太陽電池産業への投資を拡大しており、2012年までに太陽電池分野の全売上高に占める割合を10%まで引き上げたい構えだ。同社の年間売上高が4,000億~5,000億元であることからみて、太陽電池分野だけで約500億元の売り上げを目指す方針とみられる。
中科では既に台湾積体電路製造(TSMC)がCIGS(銅・インジウム・ガリウム・セレン)薄膜太陽電池工場の建設を表明している。中科管理局は今後5年以内に太陽電池工場や関連モジュール工場20カ所の誘致を見込んでおり、投資総額は1,500億元に達すると試算されている。