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台プラ寧波プラント、AE・SAPが好調


ニュース 石油・化学 作成日:2010年6月24日_記事番号:T00023573

台プラ寧波プラント、AE・SAPが好調

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、中国浙江省寧波市の石化プラントで生産しているアクリルエステル(AE)、高吸水性樹脂(SAP)に対する需要が堅調で、今年も20%前後の増収が見込まれている。24日付工商時報が伝えた。

 中国の内需拡大策による恩恵を受け、台プラは中国でポリ塩化ビニル(PVC)の生産能力を年30万トンから40万トンに拡大したほか、AE(同23万トン)、SAP(同3万トン)も黒字転換を果たしている。

 中国ではAEの需要が年10%、SAPの需要が今年だけで6~8%伸びると期待されており、利益貢献が期待される。台プラは「AEを原料とする各種粘着樹脂、塗料、防水ジェル、SAPなどの需要が伸びている。中国企業のAE生産規模は年111万トン規模で停滞しているのに対し、需要は年10%の安定した伸びが見込まれる」と指摘した。