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自動車用プリント基板、台湾メーカーに受注がシフト


ニュース 電子 作成日:2010年6月24日_記事番号:T00023582

自動車用プリント基板、台湾メーカーに受注がシフト

 
 自動車用プリント基板(PCB)は、かつて日米欧メーカーに集中していた受注が台湾メーカーにシフトしつつある。金融危機の影響で中小規模の自動車用PCBメーカーが撤退した上、車載電子製品市場で日米欧メーカーがコスト削減のため外部生産委託を拡大しているほか、台湾メーカーの技術向上が要因で、台湾PCB各社にとって有利な状況となっている。24日付電子時報が報じた。

 現在、敬鵬工業、欣興電子(ユニマイクロン・テクノロジー)、燿華電子(ユニテック・プリント・サーキット・ボード)、精成科技(グローバル・ブランズ・マニュファクチャー)、健鼎科技(トリポッド・テクノロジー)などが自動車用PCB市場に参入している。ユニマイクロンの曽子章董事長は「自動車用市場は、今後3年の複合成長率が8%とパソコン・通信機器用の3~6%より高く、最も期待できる分野だ」と語っている。

 PCB業界関係者によると、自動車1台に使われるPCBは30~50枚。最大手のCMK(本社・東京都新宿区、中山高広社長)は年間売上高10億米ドル以上のうち3分の1以上を自動車用PCBが占める。統計によると、自動車用PCB市場は年間30億~35億米ドル規模で、PCB全体の5~8%を占める。