ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ウィンボンドの10年設備投資額、2度目の引き上げ


ニュース 電子 作成日:2010年6月24日_記事番号:T00023589

ウィンボンドの10年設備投資額、2度目の引き上げ

 
 中堅DRAMメーカー、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)はこのほど、今年度の設備投資額を6億1,600万台湾元引上げ、総額81億元(約230億円)とすることを董事会で決議した。引き上げは今年2度目(計30.6%拡大)。また来年度分の設備投資額も、10億8,900万元引き上げることを決めた。24日付工商時報が伝えた。

 追加した資金は、主力とするNOR型フラッシュメモリーでの90ナノメートル製造プロセスの生産能力拡充、および46ナノプロセス生産ライン構築に充てる。

 NOR型フラッシュメモリーの平均販売単価(ASP)は長期間低迷が続いているが、ウィンボンドは「各社がASP上昇を狙い技術のアップグレードに取り組むため決して悪いことではない」と指摘。同社によると、第2四半期は価格にわずかながら上昇が見られ、第3四半期も引き続き上向く見込みだ。

 なお46ナノプロセス技術について同社は、経営破たんした独キマンダから引き継いだ技術の研究開発(R&D)をさらに推し進めるため、キマンダのフォトマスク設備のほか液浸スキャナー1台を購入し、歩留まり率を改善する方針を示した。