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福建財茂集団、中国資本初の台湾企業買収へ【表】


ニュース その他製造 作成日:2010年6月25日_記事番号:T00023601

福建財茂集団、中国資本初の台湾企業買収へ【表】

 
 中国最大の子供服ブランド業者、福建財茂集団が6,000万米ドルで台湾の繊維メーカー、誌偉実業の株式51%取得を目指していることが明らかになった。周訓財・福建財茂董事長によると、既に中国の国家発展改革委員会の認可を受け、現在台湾当局の許可待ちだという。実現すれば中国資本の対台投資開放以来、投資規模で最大、また中国資本による初の台湾企業買収となる。25日付工商時報が中国紙・毎日経済新聞の報道を基に伝えた。
 
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 周董事長によると買収の主な目的は、誌偉の製造技術と設備の取得だ。誌偉はナイロン66繊維に関する独自技術を持っており、福建財茂は買収により誌偉のナイロン糸生産ライン22本、およびナイロン6とナイロン66に関する技術と情報を取得する見込みだ。買収完了後、子供服向け高機能繊維の分野に進出する方針だ。

 福建財茂はまた、今後台湾支社を設立し、自社ブランド「淘帝(TOPBI)」の百貨店売り場を10カ所、および旗艦店1店舗を設置する計画だ。3年以内に台湾で100店舗以上を展開したいとしている。