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ペガトロン、エイサーのデスクトップも受注か


ニュース 電子 作成日:2010年6月25日_記事番号:T00023606

ペガトロン、エイサーのデスクトップも受注か

 
 華碩電脳(ASUS)から経営分離(スピンオフ)された受託生産メーカー、和碩聯合科技(ペガトロン)は、宏碁(エイサー)から2011年向けノートパソコンの一部機種を受注したのに続き、同社からのデスクトップ型PCの受注も視野に入れた。25日付電子時報が伝えた。

 ペガトロンをめぐっては、ASUSとの完全な経営分離が図られるのかどうか不安視する見方が残り、大手メーカーの間には生産委託を手控える傾向が見られたが、最近は懸念が払しょくされ、続々と発注が舞い込んでいる。

 特にエイサーはASUSとライバル関係にあるにもかかわらず、ペガトロンを緯創資通(ウィストロン)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)と並ぶノートPCの生産委託先に選定したとされる。ASUSは依然としてペガトロンの筆頭株主だが、ペガトロンはエイサー経営陣との深いパイプを踏まえ、信頼関係の構築に成功したもようだ。

 エイサーはデスクトップ型PCの安定した供給を確保するため、鴻海精密工業への生産委託比率を引き下げ、新たな生産委託先を模索している。このため、ペガトロンはエイサーのデスクトップ型パソコンも受注する可能性が高まった。