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AUO・奇美電、タブレットPCへの供給に意欲


ニュース 電子 作成日:2010年6月25日_記事番号:T00023608

AUO・奇美電、タブレットPCへの供給に意欲

 
 アップルのタブレット型パソコン「iPad」が好調な売れ行きを見せているが、同製品の液晶パネルは日韓メーカーが供給しており、台湾メーカーは恩恵にあずかっていない。そうした中、友達光電(AUO)と奇美電子(チーメイ・イノルックス)が、電子ペーパー大手の元太科技工業(PVI)と広い視野角が実現可能なFFS方式の液晶パネル技術について交渉を行っており、iPadや類似製品サプライチェーンへの食い込みに意欲を見せているとの市場観測が出ている。これについて両社はコメントを避けている。25日付電子時報が報じた。

 iPad人気に伴い、多くのノートPCメーカーが相次いでタブレットPCへの参入を表明している。また業界関係者によると、大部分が同製品と同じレベルの液晶パネルを採用しており、AUOと奇美電はFFS技術を獲得することで、より多くの受注を目指す構えだ。

 別の業者によると、AUOはVA方式を採用する可能性もあるが、奇美電はiPadが採用するIPS方式の技術を保有していることや、鴻海科技集団(フォックスコン)がiPadやiPhoneの組み立てを受託している関係からiPadサプライチェーン入りへの意欲が比較的強いとみられる。