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南亜科、Q3生産量2〜3割増へ


ニュース 電子 作成日:2010年6月25日_記事番号:T00023611

南亜科、Q3生産量2〜3割増へ

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAM大手、南亜科技の白培霖副総経理は24日の株主総会で、第3四半期の同社生産量がビット成長率で20~30%増となるとの見通しを明らかにした。同社は12インチウエハー工場の製品がすべて50ナノメートル製造プロセスに移行済みで、今年の生産コストは当初予測より40%減少、生産量は45%増加するとの見方も示した。25日付蘋果日報が報じた。

 白総経理はまた、今月から42ナノでの試験生産に着手しており、第4四半期初頭に量産を開始、今年末には同プロセス製品を出荷できると発言した。

 呉嘉昭同社董事長は「最も厳しい時期は終わった」と述べ、プロセス移行に伴う生産効率向上に加えてDRAMオファー価格が平均2.5米ドルと安定していることを要因に、下半期の業績に期待を示した。

 なお、同社は同日、6億株の新株発行による増資を決定した。100億~200億台湾元(約280億~560億円)規模の資金を調達し、既存3工場の生産能力増強に充てる。