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EUVリソグラフィー装置、TSMCが来年から導入


ニュース 電子 作成日:2010年6月25日_記事番号:T00023617

EUVリソグラフィー装置、TSMCが来年から導入

 
 25日付電子時報によると、回路線幅が28ナノメートル以下にまで微細化が進んでいる半導体製造プロセスでは、リソグラフィー(露光)技術で主導権を握れば、先進プロセスをリードする地位に立てるとされる。そんな中、ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の蒋尚義研究発展シニア副総経理は24日、「20ナノプロセスの2013年導入に向け、超紫外線(EUV)露光技術を使ったリソグラフィー装置の1台目が来年納入される」と表明した。

 半導体メモリのリソグラフィー技術では、東芝、サムスン電子、ハイニックスがEUVを利用して既に30ナノ、20ナノ世代プロセスの開発に成功しているが、TSMCも同技術の研究開発(R&D)に全力を挙げており、オランダASML社からEUVリソグラフィー装置を購入する世界で6番目の顧客となった。

 納入される装置は、新竹科学工業園区(竹科)の12インチウエハー工場「Fab12」に設置し、次世代プロセスの開発に利用する計画で、TSMCは、ファウンドリーとして世界初のEUVリソグラフィー技術の自社開発を目指す。