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フリゲート艦購入汚職、元将校5人に無罪判決


ニュース 社会 作成日:2010年6月28日_記事番号:T00023620

フリゲート艦購入汚職、元将校5人に無罪判決

 
 台湾海軍によるフランス製フリゲート艦購入をめぐる汚職事件「ラファイエット事件」で、調達価格を水増しして不当利得を得たとして、虚偽公文書作成や横領の罪に問われた元将校5人に対する判決公判が25日、台北地方法院で開かれ、被告全員に無罪判決が下された。26日付中国時報が伝えた。

 被告の雷学明元中将らは、ラファイエット艦の価格を水増しし、約20億仏フランの不当利得を得たとして、2001年に起訴されていた。

 台北地方法院は、被告らは財務の専門家でもなく、艦船の購入計画を進めた過程で、価格の計算ミスがあったとしても、水増しとは断定できないと指摘した上で、「検察側は被告とその家族が艦船購入に絡み不法な利益を得たという証拠を示せなかった」などと判決理由を説明した。

 検察側は「判決書を受け取り、判決理由を全面的に検討した上で、上訴するかどうか決めたい」とコメントした。