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反ECFAデモに数万人、李元総統「馬氏に総統の資格なし」


ニュース 社会 作成日:2010年6月28日_記事番号:T00023622

反ECFAデモに数万人、李元総統「馬氏に総統の資格なし」

 
 中国との海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結にする野党民進党のデモが26日台北市で行われ、蔡英文主席らが数万人の参加者とともに「一つの中国市場反対」「ECFAは住民投票で問え」などと訴えた。デモ参加者は同党によると少なくとも4万~5万人で、目標の10万人には届かなかった。台北市警察局の推計では3万2,000人。27日旺報などが報じた。
 
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デモの先頭に立つ李元総統。こうしたデモに参加したのは04年2月の「手をつないで台湾を救う」イベント以来で注目を浴びた(26日=中央社)
 
 デモには李登輝元総統も参加した。李元総統は、「ECFAは中国を中心とした陰謀で、台湾に非常に大きな影響を与える」との見方を示した上で、「馬英九氏は至るところで北京の台湾統一に協力しており、既に台湾総統の資格はない。直轄5市長選挙すべてで勝利し、次回総統選では『われわれの人物』を選んで台湾を守ろう」と呼び掛けた。

 デモについて馬総統は、「ECFAは協定にすぎず、『一つの中国市場』ではないし、それを形成することもない」とコメントした。