ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中信金への南山人寿株譲渡、覚書期限延長せず


ニュース 金融 作成日:2010年6月28日_記事番号:T00023625

中信金への南山人寿株譲渡、覚書期限延長せず

 
 生命保険大手、南山人寿保険の事業譲渡に関連し、香港資本の中策集団(チャイナ・ストラテジック)が南山人寿株30%を中国信託金融控股(中信金)に転売するとした覚書の有効期限が25日で切れた。双方は米AIGから中策集団などへの事業譲渡計画が監督機関による審査中であることなどを理由に、覚書の延長を見送った。26日付工商時報が伝えた。

 中策とプリマス・フィナンシャル・ホールディングスは昨年10月、南山人寿株97.57%をAIGから21億5,000万米ドルで取得することに合意。これを受け、中信金は昨年11月、中策から南山人寿株を譲り受ける覚書を結んでいた。しかし、経済部投資審議委員会による審査が遅れ、中策とプリマスはAIGとの株式譲渡合意の有効期限を7月12日から10月12日まで3カ月延長したばかりだった。

 市場では、中信金も中策との覚書の有効期限を延長するとの見方が強かった。中信金は依然、南山人寿株の取得に関心を持っているとみられるが、関連審査が難航していることを受け、中策による南山人寿株取得が実現するまで、いったん案件を棚上げした格好だ。