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CSCC、リチウム電池素材の生産拡大


ニュース その他製造 作成日:2010年6月28日_記事番号:T00023631

CSCC、リチウム電池素材の生産拡大

 
 中国鋼鉄(CSC)傘下の中鋼タン素化学(チャイナ・スチール・ケミカル=CSCC、タンは石へんに炭)は、リチウム電池用電極素材の材料となるメソフェーズ粉末(GMP)の生産ラインを2本増設することを決めた。28日付経済日報が伝えた。

 増設される生産ラインは、1本当たり年800トンの生産が可能で、年産能力は現在の1,400トンから3,000トンに高まる。増設される生産ラインは来年中に稼働する見通しだ。投資額は2億台湾元(約5億6,000万円)を見込む。

 CSCCは中鋼傘下の化学メーカーで、ソフトピッチ、クレオソート油などを主に生産していた。同社は近年、ソフトピッチの加工で得られるGMPの生産を強化しており、今年も600トンの増産を図った。

 ただ、GMPを電極素材として使用するにはグラファイト化工程を経て、メソフェーズ・グラファイト粉末(MGP)に加工する必要があるが、CSCCは現在グラファイト化工程を保有しておらず、加工を外部に委託している。