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台湾スチレンモノマー、高雄工場でライン増設計画


ニュース 石油・化学 作成日:2010年6月28日_記事番号:T00023632

台湾スチレンモノマー、高雄工場でライン増設計画

 
 台湾スチレンモノマーの焦治生総経理は25日、投資額30億~50億台湾元(約84億~140億円)で高雄工場内にスチレンモノマー(SM)生産ラインを増設、年産能力を現在の2倍となる30万~50万トンに引き上げることを計画していると明らかにした。アジア市場、特に中国での需要増加に対応することが狙いだ。26日付経済日報が伝えた。

 焦総経理によると、世界市場全体のSM生産能力は今年200万トンに達し、そのうち東北アジアが164万トンで82%を占める。また、米化学業界コンサルタント会社CMAIによると、中国での需要増加により今年の東北アジアのSM市場は4%成長する予測だ。

 今回の設備投資について業界筋は、今後SMが海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)のアーリーハーベスト(関税の早期引き下げ)対象品目に盛り込まれる可能性を見越したものではないかとみている。