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「日台連携で中国商機獲得を」=台湾半導体協会理事長


ニュース 電子 作成日:2010年6月28日_記事番号:T00023644

「日台連携で中国商機獲得を」=台湾半導体協会理事長

 
 台湾半導体産業協会(TSIA)理事長の蔡力行・台湾積体電路製造(TSMC)グリーンエネルギー新事業総経理は25日に開かれたフォーラムで、「台湾半導体業界の持つサプライチェーン垂直統合の強みと、日本の先進技術における強みを結合すれば、中国市場での商機獲得に有利だ」と強調した。26日付経済日報が報じた。

 蔡理事長は、台湾の半導体産業は現在、米国に次ぐ263社のIC設計業者、韓国に次ぐ15社のファウンドリー、世界最多の32社のパッケージング(封止)業者・37社のテスティング(検査)業者を抱え、サプライチェーンの高度な垂直統合を実現して、生産、コスト、技術競争力で世界をリードしていると語った。

 その上で、「半導体の製造プロセスが発展を続け、技術的難易度が絶え間なく高まるほか、新世代工場の設置には10億米ドル以上の巨額な資金が必要となるため、他社との提携は非常に有効な選択肢となる」と説明、「今後は日本の業者と、生産だけでなく研究開発(R&D)領域へも提携を拡大すべきだ」と指摘した。