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市有地の賃貸債権証券、台北市が発行


ニュース 建設 作成日:2007年8月29日_記事番号:T00002365

市有地の賃貸債権証券、台北市が発行

 
 台北市政府は30日、信義区の市有地4カ所を対象に、地上権の賃貸債権を証券化した不動産証券を発行する。行政機関による不動産証券発行もは初めて。仮に賃貸料を得られなくても投資家に対し収益の還元を行うとしている。

 対象となる土地は、信義区の「A9」「A12」「A13」「B5」の4カ所で、A9には新光三越A9館が完成し、A12では新光人寿が観光ホテル兼オフィスビルを建設中。A13は遠東百貨が、B5は金永基投資が使用することが決まっている。

 証券の発行総額は18億台湾元(約63億円)で、10年満期、固定利率2.2%。宝来証券が発行窓口を務める。同社は購入の最低申込額を5,000万元に設定しており、現段階で買い手はすべて法人機構だ。市では調達資金を、市民運動センターや情報ビル、猫空ロープウエーの建設費用支払いなどに充てる計画だ。