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「ECFAで韓国を逆転」、経建会が期待感【表】


ニュース その他分野 作成日:2010年6月29日_記事番号:T00023652

「ECFAで韓国を逆転」、経建会が期待感【表】

 
 29日に締結される中国との海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)について、胡仲英・行政院経済建設委員会(経建会)副主任委員は、「1人当たり国民総所得(GNI)で韓国を逆転できるチャンスが訪れた」と期待感を示した。29日付聯合報が報じた。
  
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 胡副主委は、「いままではDRAMや液晶パネルでひたすら韓国大手企業の攻撃にさらされてきたが、台湾はECFAによって中国大陸での競争で優位に立てる。韓国を嫉妬(しっと)をさせることになるだろう」と指摘した。

 陳添枝・台湾大学経済系教授(元経建会主委)も、「ECFAによって台湾企業と韓国企業は中国大陸で正面対決する」との認識で、現状では先行されているものの、戦略を立て直し韓国企業と競争すべきとの意見だ。

 胡副主委によると、1997年のアジア通貨危機までは、台湾は経済成長、産業発展の度合い、生活水準に至るまで韓国を上回っていたものの、その後、韓国がサムスンやLGなど大型ブランドの育成に全力を傾けた一方、台湾は陳水扁前政権が「鎖国政策」を取ったせいで2004年にGNIで逆転された。