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台湾の銀行4行、早ければ年内に中国で支店昇格


ニュース 金融 作成日:2010年6月29日_記事番号:T00023655

台湾の銀行4行、早ければ年内に中国で支店昇格

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)が先週、中国での支店昇格を認可した台湾土地銀行、合作金庫銀行、彰化商業銀行、第一商業銀行の各行は、中台の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の締結を受け、支店昇格に向けた手続きを本格化させる。申請手続きの手順からみて、今年末か来年第1四半期にも支店昇格が実現する見通しだ。29日付工商時報が伝えた。

 各行は支店昇格後、他行との提携を通じ、市場開拓を図るケースが増えそうだ。第一銀は既に三井住友銀行と覚書を交わし、現地に進出する台湾企業向けの融資や協調融資への参加などで協力することを決めている。

 第一銀の周伯蕉総経理は「台湾系銀行は台湾企業が親しみを持ってくれることが強みで、収益性の高いプロジェクトにも参入しやすい」と指摘した。

 また、新たに上海駐在員事務所の開設が認められた台湾中小企業銀行も来年末をめどに支店昇格を目指す。同行は中国の城市商業銀行(地方都市単位の商業銀行)との提携を視野に入れている。