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台北市の住宅、9年間飲まず食わずなら購入可能


ニュース 建設 作成日:2007年8月29日_記事番号:T00002366

台北市の住宅、9年間飲まず食わずなら購入可能

 
 不動産仲介大手の信義房屋業の調査によると、不動産価格の高騰により、台北市の一般家庭は、飲まず食わずと仮定して、9年かかって33坪の住宅を購入できることが分かった。2006年台北市の不動産価格所得比(不動産価格を1世帯当たり平均所得金額で割って計算)は8.4倍、07年は9.1倍になる予想だ。なお、所得と不動産の平均格差が最も小さいのは新竹市で、「飲まず食わずで4.4年」だ。29日付聯合報などが伝えた。

 今年1~7月の北部、中部、南部の主要都市の、住宅1戸当たりの平均取引額は640万台湾元(約2,240万円)だった。これに対し行政院主計所が最近発表した06年台湾全土の1世帯当たり平均支配所得は91万3,000台湾元で、前年比約2.1%上昇となっている。台北市の場合、06年の1世帯当たり平均支配所得は126万2,000元。

 不動産仲介大手の永漢房屋によると、台北市の30坪の住宅の平均価格は、06年に過去最高の1,011万元へと上昇。前年比上昇率は15%以上に上った。台北県では30坪住宅の平均価格は614万元で、台北市は突出して高いことが分かる。