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エチレン・プロピレンが下落、川下に恩恵【図】


ニュース 石油・化学 作成日:2010年6月29日_記事番号:T00023662

エチレン・プロピレンが下落、川下に恩恵【図】

 
 29日付蘋果日報によると、6月に入りエチレン、プロピレンの契約価格が急落しており、石化原料メーカーの収益に影響が懸念される。一方、ポリプロピレンなどを生産する川下メーカーはコスト低下による恩恵を受ける見通しだ。
 
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 6月のエチレン相場は前月比18%下落し、8カ月ぶりの安値水準となる1トン当たり990米ドルを付け、1,000米ドルの大台を割り込んだ。プロピレン相場も13%下落し、昨年10月下旬以来の安値水準となる同1,040米ドルを付けた。いずれもスポット価格の急落を受けた値動きだ。

 相場下落で、台湾中油や台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の6月収益が伸び悩む見通しだ。これに対し、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)や亜洲聚合(アジア・ポリマー)などにとっては利ざやが拡大し、第2四半期の収益にプラスとなりそうだ。