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日立アジア台湾の金融サービス事業、三商電脳が買収へ


ニュース 電子 作成日:2010年6月29日_記事番号:T00023668

日立アジア台湾の金融サービス事業、三商電脳が買収へ

 
 総合商社の三商行(マーキュリーズ)傘下で、ATM(現金自動預払機)と周辺システムの開発、設置、保守などを専門とする三商電脳(MDS)は28日、日立製作所のグループ会社、日立アジア(台湾)の金融サービス事業部を8月1日付で買収すると発表した。同事業部はATM、通帳記帳専用機などの販売・設備および関連ソリューションを主力としている。29日付電子時報が報じた。

 三商電脳は、日立アジア(台湾)金融サービス事業部の買収に5年間で4,000万台湾元(約1億1,000万円)の権利金を支払い、日立ATM製品の総代理店となる。また買収した事業部組織はそのまま温存し、既存顧客へのサービスを継続する。

 今回の買収の背景には、三商電脳と日立の関係がこれまで競合か協力かはっきりしなかったことがある。三商電脳は、日立やオムロンブランドのATMなどの販売代理を務めるほか、関連ソフトウェア・ソリューションを自社開発しており、台湾ATMソリューション市場でシェアが40%を超える。一方、日立アジア(台湾)の金融サービス事業部も、関連ソリューションやシステムインテグレーション(SI)サービスを提供し、台湾の金融機関5行を顧客としていた。