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電源のアクベル、武漢に工場設置へ


ニュース 電子 作成日:2010年6月29日_記事番号:T00023669

電源のアクベル、武漢に工場設置へ

 
 金仁宝集団傘下の電源メーカー、康舒科技(アクベル・ポリテック)は、受注の大幅増、および中国・東莞(広東省)、昆山(江蘇省)工場の人件費上昇を受け、武漢市(湖北省)周辺に工場を設置することを決めた。初期投資額は3,000万米ドルで、同社としてはここ数年で最大の投資規模となる。アクベルは武漢進出について、「地元政府や教育機関の支援が得られるため」とコメントしている。29日付工商時報が報じた。

 電源メーカーの中国進出は初期、ほとんどが東莞や深圳に集中していたが、その後、華東地区におけるノートパソコン産業の集積に伴い、昆山、呉江、蘇州などでの工場設置が進んでいた。しかし昨年から米ヒューレット・パッカード(HP)主導で重慶市にノートPC集積地が形成されつつあるほか、今年に入り中国沿海地区で人件費の上昇が加速していることから、電源メーカーに新たな工場移転の波が起きている。

 なおアクベルの5月連結売上高は、前年同月比45.4%増の19億1,500万台湾元(約52億8,000万円)で単月過去最高を記録した。