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作成日:2010年6月30日_記事番号:T00023678
夏休みはオタク小学生急増、95%が「3キロ以上太る」

財団法人台湾癌症基金会のアンケート調査によると、児童のなんと95%が「夏休み中に体重が3~5キロ増加する」と答えていたことが分かった。この調査は今月、小学3~6年生の児童4,057人を対象にネット上で実施されたもの。
同基金会によると、夏休み期間中、大人不在の状況で過ごす児童は38%に上り、その結果「オタク化」するという。「オタク小学生」の特徴は、「座ってばかりで動かない(テレビやゲームが友達)」「朝寝坊で食生活が不規則」「昼間は自分の好きな物しか食べない」「お菓子とジュースが口から離れない」「野菜と果物の摂取が少ない」――と、まさに不健康そのもの。
調査によると、子どもたちが「夏休みに最も時間を費やす活動」は、「インターネットでゲーム」(95%)、「テレビを見る」(65%)とオタクぶり全開。毎日3時間以上をテレビやコンピューターの前で過ごす児童は61%と半数を超え、そのうち5時間以上という児童が3分の1を占める。
夏休みの子どもたちは「遅寝遅起き」が多い。自然に目が覚めるまで朝寝坊し、朝食と昼食を一緒にする(つまりは朝食抜き)という児童は3割にも上る。また、週に3日以上夜食を食べる習慣がある児童は5割と半数で、6割はほぼ毎日アイスやジュースを口にする。
半数の児童が、夏休み中はお菓子やジュースを普段よりも多く取っており、好物はチップス類や甘いもの、カップ麺、フライドポテトなど。こうした食生活は太りやすいだけでなく、がんや腎臓疾患、糖尿病など慢性疾患にかかるリスクも高くなるため、癌症基金会では、野菜や果物を普段の食事やおやつに取り入れ、より多く摂取するよう呼び掛けている。
新学期シーズンに9月ごろ、「いやにポッチャリした小学生が多いな」と思ったら、それは「小学生のオタク化」が進行した証しなのだろう。