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台北市のオフィス物件賃料、08年Q3以来最高に


ニュース 建設 作成日:2010年6月30日_記事番号:T00023682

台北市のオフィス物件賃料、08年Q3以来最高に

 
 不動産仲介業、永慶房屋商仲事業部の最新調査によると、台北市主要オフィス街のオフィス賃貸料(1月1坪当たり平均)は今年第2四半期、前期比2.62%上昇し2,000台湾元(約5,500円)となった。2008年第3四半期以来の最高となり、金融危機前の水準を回復した。30日付経済日報が伝えた。

 中でも信義計画区の高級(A級)オフィス物件は上昇が続き、1坪3,242元/月と台北市でも最も高いエリアとなっている。また、上昇幅が最大となったのは南京・松江商圏と敦化南路商圏で、それぞれ前期比6.6%、5.59%上昇した。永慶房屋は「長期にわたり賃料が抑えられていたこと、中小企業が拠点展開を再開していることが主な理由」と説明した。

 また、オフィス空室率は3四半期連続で低下、第2四半期は9.84%と2けたを割り込んだ。昨年第3四半期のピーク11.49%からは0.31ポイント低下した。特に南京・復興北路商圏は9.76%から6.74%に低下し、市内で最も低い水準となった。一方で、賃料が高騰する信義計画区に隣接する信義商圏では、同地区から転出する企業が相次ぎ、前期の12.26%から15.37%に上昇した。