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フォルクスワーゲン台湾工場、高雄県・彰化県が誘致に名乗り


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2010年6月30日_記事番号:T00023688

フォルクスワーゲン台湾工場、高雄県・彰化県が誘致に名乗り

 
 中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結後、独フォルクスワーゲン(VW)が台湾に工場を設置する意向を持っているとの観測が出る中、楊秋興・高雄県長および卓伯源・彰化県長が誘致に前向きな姿勢を示した。30日付工商時報などが報じた。

 楊高雄県長は29日、「台湾南部は製鉄業の中心地で、特に高雄は製鉄所のほか部品産業も発達し、良好なサプライチェーンを備える」と話し、「高雄港にも近く輸送に便利で工場設置に適している」とアピールした。その上で、大発工業区(同県大寮郷)北側に開発を予定する精密機械園区(58ヘクタール)に誘致し、土地が不十分なら周辺の和春技術学院北側の用地も提供する考えを示した。

 これに対し卓彰化県長は、同県にはタイヤ大手の建大輪胎(建大タイヤ)と正新橡膠工業、ガラス最大手、台湾玻璃工業(台湾ガラス、台玻)、自動車用ライト大手の帝宝工業(デポ・オートパーツ)などが工場を構えるほか、中国大陸に最も近く、台湾高速鉄路(高鉄)を備え、台中清泉崗空港(中部国際空港)も近いと強調、「地理的、産業的条件に他では代えがたい強みを持っている」と誘致に自信を見せた。