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奇美電・段行建董事長「3社統合は難しい」


ニュース 電子 作成日:2010年6月30日_記事番号:T00023695

奇美電・段行建董事長「3社統合は難しい」

 
 今年3月、液晶パネルメーカー3社の合併により新・奇美電子(チーメイ・イノルックス)が誕生して3カ月が過ぎたが、統合作業の進ちょく状況について段行建・同社董事長兼執行長(CEO)は「奇美電の組織モデルはほぼ固まっているが、3社の合併は非常に複雑で、統合が完了するにはもうしばらく時間がかかる」と語った。さらに今後組織を再調整する可能性も示したが、「統合状況は順調と言っていい」とも強調した。30日付電子時報が報じた。

 また3社のサプライヤーについても統合が進められているが、奇美電はサプライチェーンの簡素化を望んでおり、旧3社のサプライヤーのうち最も優れた業者を選択するとしている。

 このほか、過密状態となっていた旧・奇美電の龍華工場(広東省深圳市)から、中小型パネル生産ラインの一部を旧・統宝光電(トポリー・オプトエレクトロニクス)南京工場へ移転させるなど、同社が中国に保有する生産ラインの統合も進めている。

 なお「合併効果が表れ、単月の売上高が500億台湾元(約1,374億円)を突破するのはいつか」との問いに段董事長は、「もうすぐだ」と答えた。