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《ECFA調印》経済界、歓迎の声相次ぐ


ニュース その他分野 作成日:2010年6月30日_記事番号:T00023701

《ECFA調印》経済界、歓迎の声相次ぐ

 
 中台の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)が調印されたことについて、台湾経済界からは29日、歓迎の声が相次いだ。30日付経済日報などが伝えた。

 駱錦明・中華民国工商協進会理事長は、「ECFAは(台湾企業にとって)ビタミン剤であり、政府と台湾企業はそれをうまく生かしていく必要がある」と評価。六大商工団体が中国に共同事務所を設置し、会員企業の中国市場開拓を支援していく考えを示したほか、観光関連の商機への期待から工商協進会内に観光産業委員会を設ける考えを示した。

 張忠謀・台湾積体電路製造(TSMC)董事長は、「半導体ウエハー業界やTSMCには特に影響はないが、ECFAは台湾にとってプラスだ。馬英九政権が両岸(中台)政策の公約を実現することを楽観している」と語った。

 鄭崇華・台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)董事長は、「ECFAはハイテク業界にとって朗報だ。台湾企業はブランド力を持つのが困難で、中国市場の存在は非常に都合が良い」と好感を示した。一方で、ECFAは台湾経済の成長にプラスの影響をもたらすが、台湾企業は独自の競争力に頼るべきだとの考えも示した。