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《ECFA調印》中国の銀行への出資、上限50%を目標


ニュース 金融 作成日:2010年6月30日_記事番号:T00023702

《ECFA調印》中国の銀行への出資、上限50%を目標

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)の陳裕璋主任委員は29日、中台の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)に中国の銀行に対する台湾の銀行の出資上限が盛り込まれなかったことについて、「交渉を一度に行うのは困難だ。規定に従い、ECFA調印から6カ月以内に継続交渉を開始する」と述べた。30日付蘋果日報が伝えた。

 金管会は今後の交渉で、中国の銀行に対する台湾の銀行の出資上限を単一銀行で30%(現行20%)、複数行の合計で50%(同25%)まで引き上げることを中国側に求める構えだ。台湾の銀行業界は、地方都市を拠点とする「城市商業銀行」への出資を視野に入れており、出資上限の引き上げで、経営権取得への道を開くのが狙いだ。

 金管会はまた、証券会社と保険会社への出資上限はいずれも50%以上を目指す方針で、台湾系証券会社による中国A株取引業務への参入も求める。