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《ECFA調印》知的財産権協定調印、商総が評価


ニュース その他分野 作成日:2010年6月30日_記事番号:T00023703

《ECFA調印》知的財産権協定調印、商総が評価

 
 中台は29日、重慶市で開いた第5回民間トップ会談(江陳会)で、知的財産権保護協定に当たる「両岸智慧財産権保護合作協議」に調印した。内容は▽知的財産権紛争の交渉による解決▽悪意的な申請を防止するための優先権相互承認▽植物品種権の認定──などを含む包括的なものだ。

 30日付経済日報によると、中華民国全国商業総会智慧財産委員会の頼文平主任委員は「内容は非常に具体的かつ明確で、当局間の協力処理体制が構築されたことが大きな成果だ」と評価した。

 また、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)との関係について、頼主任委員は「知的財産権保護協議がECFAとは独立した形で調印されたことで、ECFAの効力が停止してもその影響を受けない。知的財産権問題を重視する両岸(中台)の姿勢が見て取れる」と指摘した。

 一方、王美花・経済部智慧財産権局長は、今回の協定に特許、商標、著作権、植物品種権などさまざまな知的財産権が包括的に含まれている点を評価し、「他国が中国と結んだ知的財産権協定より優れている」との認識を示した。